フリーランスエンジニアとして個人事業開業してみた。
一身上の都合により、務めていたIT系の会社を退職し、フリーランスエンジニアの世界に身をおくことになりました。
…ということで今回は、私のようにこれからフリーランスエンジニアとして開業しようとしている人の為に、個人事業開業までに私が体験したことをメモとして残しておこうと思いマッスルボマー。
- 開業に必要なもの
個人事業の開業・廃業等届出書
所得税の青色申告承認申請書
事業開始等申告書(個人事業税)
事業用の銀行口座
事業用のクレジットカード - 個人事業の開業・廃業等届出書
主な書き方はググッて下さい。いっぱい出てきます。
フォーマットは国税庁のHPからダウンロードできます。
手書きである必要は無いので、ダウンロードしたフォーマットに必要事項を入力したものを印刷するのが良いかと思います。
なお、今現在の届出書では個人番号の記載が必要になっています。
業種欄は複数の業種を書いても大丈夫です。主な業種を1つだけ書く場合でも、事業内容のところにはすべての業務内容を書いておくと良いでしょう。ちなみに私は業種は「システムエンジニア・演奏家」と記載しました。
事業内容は「システムの設計・開発・運用保守。楽器の演奏、動画撮影、物販制作、及びそれに付随する業務。」と記載しました。
提出先は最寄りの税務署です。 - 所得税の青色申告承認申請書
書き方はググッてちょっと調べれば悩むことはないです。
青色申告する場合は個人事業の開業・廃業等届出書と一緒に提出して下さい。
こちらも手書きである必要は無いので、ダウンロードしたフォーマットにポチポチ記入して印刷しましょう。提出先は最寄りの税務署です。 - 事業開始等申告書(個人事業税) (東京都の場合!!)
こちらも書き方は超簡単です。ググッて下さい。
23区内の場合は都税事務所だけに出せばいいみたいですが、私は23区外の住民なので最寄りの都税事務所(または支社)と市役所の市民税課に提出しました。
上記3つの書類は同日に出しちゃいましょう。
これから会社を辞めてフリーになろうとしている方ですが、在職中の場合は退職一ヶ月前とかの在職中に出しても何ら問題無いと思います。副業で事業始めるようなもんですからね。副業を就業規則で禁じてるところが多いかと思いますが、これから辞める人が開業届出したところで文句は言ってこないと思います。不安なら一応会社に相談しましょう。
これらの書類ですが、書類はすべて2部用意し、1部は受領印を押してもらった上で控えとして保管しましょう。これらの控えは事業用の銀行口座等を開く時に必ず必要になります。
余談ですが、私は雨の日の平日木曜日の14時頃に税務署と都税事務所に提出しに行きました。私以外に人は居らず、あーっという間に申請終わりました。
書類をあらかじめ自宅で書いておけば、15秒くらいで終わります。まじで。
提出書類の内容をざーっと目を通して、受領印をポンポーン♪と押してくれます(笑)
- 個人事業用の銀行口座
屋号付き口座ってやつですね。屋号+氏名の口座を開設します。
複式簿記で青色申告する場合なんかは個人口座と事業用で分けたほうが良いというのと、会社によっては屋号入り口座が無いと個人事業主とは契約してくれないところもあったりするそうです。なので、屋号付きにしたほうが色々良いかと思います。
最近はMFやらfreeeなんかでクラウド会計ができちゃうので、これらのサービスに事業用の口座と事業用クレジットカードを連携させておけば、確定申告時の作業が圧倒的に楽になりますしね。
私は三井住友で個人口座を持っているので、事業用口座が開設できないか最寄り三井住友銀行に相談しに行きました。
ググッて事前に調べたところだと、三井住友の事業用口座は営業性個人という扱いだから、個人口座を既に持っていると開設できないとか、開設時の必要な書類として「ホームページを印刷したもの」「名刺」が必要とかいう情報がありましたが、そんなことはありません。「身分証明書(免許証など)」「開業届の控えの原本」があれば、受付してくれました。
受付後に審査があって、審査OKだと無事に開設が出来ます。NGだと開設できません。審査には最大2週間掛かるらしいですが、窓口のお姉さん曰く「そんなにはかからない」みたいです。
で、私の場合、金曜日に開設に行き、翌週の木曜に「開設準備整いました!」の連絡が来て無事開設。 - 事業用のクレジットカード
アメックスは個人事業主には優しい…らしいのでアメックスのビジネス向けクレジットカードを申請してみることにした。
開業直後で売上も利益も0円で、事業年数も0年だけど審査通るのかなーと思ったんですが、結論をいうと、普通に通りました(笑)
アメックスのHPからの申し込み1週間後に担当者から電話が掛かって来まして、「申し込み有難う御座います。事業年数が申請書に書いてなかったのですが…事業年数を教えてもらえますか?」と。開業1ヶ月も経ってないいうことを伝え、内心"開業直後はダメやろうなぁ"と思ってたのですが、「では、これから審査開始します。審査に3週間程掛かると思いますので、連絡が行くまでお待ち下さい。」と回答を頂いた翌々日には審査OKのメールが届きました(笑) 早いよ。
そんなわけで、一番時間がかかったのが口座とクレジットカードですね。
事業開始時にはクラウド会計の準備なんかも済ませておきたいなら、開業届と同日に口座の開設申込とクレジットカード申し込みもした方が良いと思います。
個人用のクレジットヒストリーに問題なければどちらも取得は出来きそうです。
で、事業を開始して1ヶ月経過したところなんですが、クラウド会計はMFクラウドを使ってます。口座や請求書から自動で仕訳してくれたりで、簿記の知識が無くても簡単にお金の管理ができて、めちゃオススメ。無料プランでも十分使えますが、有料でも年9000円くらいですし、費用は経費(通信費)に計上できるので、有料プランがおススメです。
青色申告も、念のため簿記入門の本を一冊さらっと読んでおけばMFクラウドさえあれば簡単に出来そうな雰囲気。
というわけで、メモここまで!